BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

新聞をはじからはじまで読むとつかれるが楽しい。

失業をきっかけに人と会話をする機会が激減し
声帯が弱らないか心配でもあり
衝動的に、「新聞をはじからはじまで音読する」
というのをやりはじめて、
1週間くらいたつ。


つかれる。3時間くらいかかる。


でも新聞はおもしろい。


毎日読んでいると、
1日、1日がつながっていることを感じる。


たとえば
9月、ECB(欧州中央銀行)が、
経済的に困っているEU加盟国の
国債を買い支えますよと発表した。

買い支えてもらうためには、
困っている国のほうからユーロ圏のいずれかの国に
「困ってるので、買ってほしいっすわ」
と要請する必要がある。

ECBは、この制度を、おもにスペインを想定して作った。
スペインが経済不安をかかえているから、
申請してくれればいいと思って。

ところがかんじんのスペインからは、
待てど暮らせどSOSがこない。
スペインはどうするつもりなんだろう。
という記事が、先週5日、金曜日に掲載されていた。

で、7日、日曜日、
「スペイン経済相、“救済必要ない”」という見出しで、
経済欄に記事がでていた。

スペインのデギンドス経済相が、ロンドンで講演したとき、
「スペインは助けを必要としてはいません」と述べたそうだ。


新聞を、毎日読んでると、
「ああ、このまえのあの記事の続きか。」
と、わかる。
あたりまえだが!


くわしい細かい言葉とか日にちとか数字とかまで知りたければ、
それはまた自分で調べたり、覚えておけるように別途なにか工夫すればいい。

かんじんなのは
「ああ・・あれね。なんか、昨日の新聞でみたわ。たしか。」
というような、
「ああ、あれね。」が増えていくことのおもしろさだ。


わかる、ついていけるっていうことがおもしろいじゃないか。
ちょっとわくわくするじゃないか。


それにしてもスペインの経済相って
デギンドスさんて方なんですか・・
すいませんなにも存じ上げませんで。

ところで、スペインの経済不安とは?

日本のバブル崩壊と似たようなことが
スペインにも起こっていたようだ、
あのサブプライム住宅ローン危機のときに。

スペインはフランコ将軍の独裁政権が終焉をむかえてから
すごい経済成長をとげてきて、
なかでも不動産市場が好調だったので、
銀行はそちらのほうにお金を貸しまくっていた。

これってバブルだよ、と話題になり心配されていたのだが、
スペインがいま熱いらしい!と聞いた移民が
他国からおしよせ人口が一気に増えたりして、
国全体が盛り上がっているように見えた。

しかしサブプライム住宅ローン危機をきっかけに
不動産株が大暴落、
銀行は不良債権をかかえこむことになった。

ついでに政権交代をきっかけに
粉飾決算が明るみに出たギリシャが、債務危機におちいった。

ギリシャは、EUではナンバー4の経済規模をほこるスペインにくらべたら、
小さな国かもしれないけど、れっきとしたユーロ導入国だ。
困っているとなれば、EU加盟国は、みんなでギリシャを助ける必要がある。

スペインはEUに助けを求めたくても、
ギリシャでも問題がおこってしまったので、
思うようにはいかなかった。

こんな状態のときに、スペイン国内の大手銀行「バンキア」が
「いま、うち、キツいので助けてください」
と、政府に多額の支援を求めてきた。
政府はバンキアを半国有化することでなんとか収拾をつけた。

以降、ほかにも支援をもとめてきた企業や自治体があったが、
政府ももう、支援をするだけのお金がなかったため、
このときはEUに多少、助けてもらったようだ。

日本のバブル崩壊のときも銀行や企業が政府に助けをもとめたが、
これに日本政府は日本のお金でもって対応している。
そこは日本とスペインのちがうところみたいだ。


「バンキアが政府に支援を要請したなんて!」
「スペインは大丈夫なのか」
「スペインにお金を貸しても返してくれないかもしれない」
周辺諸国は当然そうおもうわけで

スペインとしてはお金がなくてまわりに助けてほしいから
国債を発行するのだが、どこも買ってくれない。

じつをいうとスペインの自治体で、
今年中に返さなくてはいけない借金を、
3兆円あまりもかかえているところもあるとのこと。

国内の失業率がひどいときは20%を超え、
若年層だけだと54%になったときもあった。
いちばん最近の調べでも20%台は軽く超えているようだ。


なにもしてくれない政府に不信感をつのらせる自治体。
ギリシャのこともあって、
余裕綽々というわけではないEUの現状。

スペインは大変だ。


世界一の借金大国である日本からこんなことをいうのもなんだが
デギンドス先輩、
「救済の必要はない」
とか言ってしまって、大丈夫だったんですか・・(-_-;)
救済してもらえばいいじゃないですか・・・

EUが国債を買ってくれると言っているんだから
買ってもらえばいいのに。
だめなんですか・・



ともあれ、欧州中央銀行がスペインを念頭に、
国債を買いますよという救済策を出してきたというのは、
こういう事情あってのことだったのだ。

早い話がスペインはお金がなくて困っている。
わたしとおなじだ。仲間だ!


でもわたしがお金がなくて困っていても
周りの誰かが困ったりはしない。
世界への影響もたぶんないだろう。
そこはわたしとスペインのちがいだ。


ヨーロッパの経済危機は日本には関係ないとおもうのはまちがいで、
まわりまわって絶対に関係してくるようだ。
また、日本の危機がヨーロッパに関係することだって必ずある。


世界はつながっているんだな・・


めちゃくちゃ勉強になります。


かんじんの日本の財政については
ほとんどなにも知らないので恥ずかしいんですが。

だって日本の政府っていったいなにをやってるの?
決めるべき事柄は山積みのはずなのに
都合の悪いことを野党から糾弾されるのを与党がおそれて、
臨時国会をひらく見通しがたっていないとか・・
おかしいだろうどう考えても!

それでも日本がいちおうちゃんと回っているというのが
ふしぎでたまらないよなー
なんの支障も感じないじゃないか。毎日を過ごすのに。
官僚のみなさんがいかにがんばっているか。
おかしなものだ。


ほんとうはどこの国もいろいろ抱えているんだとおもうけれど、
隣の芝生は・・とはよく言ったもので、
なんだか外国の政府のほうがよっぽど
自国の経済や軍事などについて
一生懸命考えて仕事をしているように見える。

すくなくともなにをやっているかはわかるじゃないか。


日本はなにをやっているのかわからない!