BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想をおもに記録しています。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-「ボーン・レガシー The Bourne Legacy(2012) 」-121003。

前の職場で
自分は一生懸命仕事をしたが、
とくに社内表彰などはなかったし
がんばった成果が
数値ででるような
仕事ではなかった。

職務経歴書
どういうふうに書くか迷う。

まえもおなじようなこと
思ったことがあったけど。

あと、退職の理由を面接で聞かれたら
なんと答えたらいいもんか。

若気の至りとか言っておけばいいのか(-_-;)?
じっさいそのとおりだもんなあ。

就職支援センターのおねえさんに
面談のときに、相談してみよう。

・・・

ボーン・レガシー
原題:The Bourne Legacy
トニー・ギルロイ監督
2012年、米

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movie.walkerplus.com


100点満点なら85~90点くらい。
おもしろかった!
あとの10~15点は次作への期待分。

不満があるとすれば、
ひとつには、
ジェレミー・レナーのアクションを
もっと観たかった。

もうひとつは、
CIAの極秘プロジェクトなるものが
いくつか存在している、
という設定なのだが
どれも金太郎アメのように
切っても切っても似たようなかんじの計画で、
内容を知ってもあまり驚きがなかった。
ああいうかんじのプロジェクトならば、
すでにマット・デイモン
ジェイソン・ボーン」シリーズで、
ジェイソンが暴いてきているはずだ。
わたしは
ジェイソン・ボーンシリーズを
ひとつもまともにみていないから
完全にイメージで
ものをいっているのだが
そういう物語のはずだ、
あのシリーズは。

もちろん、
それらのプロジェクトが
よりハードに、
より改良されたバージョンが、
今回問題になってる案件である
というのは理解できたが、
大枠が既出のものと変わらないので、
意外性に欠けた。

アーロン・クロスが
これからもずっと闘っていくなら、
プロジェクトの内容的に、
さらなる複雑な深奥をみせてほしい。

かわいそうだし。アーロンが。
こんなことのために俺は体張って
がんばってきたのか・・、
と がっかりさせるのは。

CIAというのは、
ほんとにこんな、
陰謀とか暗殺とか
そんなことばかり考えているような
組織なんだろうか。
権謀術数に、日々血まなこで
取っ組んでいるわりには、
リスクマネジメント面が素人くさい。
満を持してスタートした
プロジェクトにもかかわらず
ちょっと都合が悪くなると
すぐ中止、すぐ隠蔽。
世間から計画の真相を隠すためなら、
プロジェクトに関わった人を
皆殺しにしてもおかまいなし。
そこには葛藤というものが
まったくかんじられない。
人の命をなんだと思ってるんだ。
だいたいあのような雑な処理のしかたでは、
禍根を残すし、
外部にかぎつけられて、騒がれる。
それに、コソコソと陰で弄する
悪徳プロジェクトで、
なにがしかをなし得たとしても、
そんなのが果たして
長続きするものだろうか。
真に国益を思うなら、
血税をつぎこんで
陰謀!とか陰謀中止!とか、
そういうのをまずやめるべきでは・・
映画なんだからそんなこと
怒ったってしょうがないんだけども。
だって、これじゃ
アーロンがかわいそうじゃないか。
(アーロンびいき。)

本作は、マット・デイモン主演の、
いわゆるボーン3部作を継ぐ、
新シリーズになるようだ。
ボーンシリーズを
1作も観たことがなかったから、
ボーン・レガシー」を観るには
前3部作を観ておきたいと
前から考えていた。
けど結局 第1作の
ボーン・アイデンティティー
の さわりだけ観た程度で
レガシーに突入。
がまんできなかったので・・・

ボーン・シリーズが、
すごい人気を博したことは、
わたしも知っている。
ただ、なんとなく、
食指がうごかなくて、観なかった。

要は、ほんとのとこ、
こういうCIA、FBIとか
「国家の陰謀」みたいな話の
映画が苦手なんだよな・・
人がいっぱい出てくるし、
外人さんって、
こういっちゃなんなんだが、
みんな同じ顔に見えるから、
あんまり難しい話だと、
敵か味方かわからなくなって、
話についていけなくなるんだよ。
「陰謀」を弄するのはだいたい、
スーツ着てる外国人の男だから
スーツきてる外国人の男が
いっぱいでてくる映画は
むずかしくってついていけない
場合が多いってこと(^^)

でも「レガシー」に限って言えば
ボーン・シリーズを観ていなくても、
ついていけた。
会話を聞いていればだいたい、
理解できた。
なにせ、CIAのすることが、
「金太郎アメ」だったので。
むしろ前のシリーズを
ほとんど知らないで観たおかげで、
映画そのものを、素直な気持ちで
おもいっきり楽しめた。

たとえ展開についていけなくても
「レガシー」を観たかったのだし、
観たことを悔いたりも
きっとしなかったとおもう。

ジェレミー・レナーが主演だし!

アーロン・クロスを演じた彼が
最高によかった。

アーロンは鬼のように強く、
仕事ができる反面、
礼儀正しく、心が純だった。
ありがとう、世話になった、などと
すなおに人に言うことができる。
ああいう仕事をしてたら、
毎分20人くらいには迷惑かけて
世話になってるはずなので、
だれに何をしてもらったとか
憶えちゃいられなくても
むりはないと思うのだが。

アーロンは繊細なのか、
いろいろ重い記憶を背負っていて、
あわれでもあった。
今作ではアーロンの過去などについて
詳しくは語られていなかった。
これから知ることになるとおもう。

ジェレミー・レナー
やっぱりいい。イケてる。

お顔が素敵かどうかと聞かれれば、
必ずしも素敵ではない。
ぶさいくでもない。
1回見たらまず忘れない
わりとユニークな顔立ちだが。
犬にたとえるなら、
突然変異で信じられないくらい
ハンサムに生まれついたパグ
というかんじだろうか。

ルックスの良さで売っている
俳優さんではない。
(ただ、笑うとかわいらしくはある。)
マット・デイモンに比べたら
地味だとか言われているのも
むしろ讃辞におもえる。
個性的な顔立ちでありながら
「地味」とか言われるような、
ある意味でどんな場所にもするっと馴染める、
存在のやわらかさがあるのだろう。
主役も張れるが脇役もできる。最高。

それに、これはわたしだけが
そう思うのかもしれないが、
ジェット・リーとおなじく
ジェレミーもたぶん、
ラブシーンを避ける傾向が
あるんじゃないかとおもう。
なんとなく、
「そういうのを自分はやらないよ」と
主張しても許されるというか、
それでもいいから出てくださいと
オファーがくる役者さんて、
いるんだろうね。

わたしはハリウッド映画によくある
必然性のかんじられない
お色気シーンがすきじゃない。
昨今かなり減少傾向にあるとはおもうが。
ジェレミーがもし、
そういうシーンをやらない役者さんなら、
わたしも彼に注目していくのが、
気分的にずいぶん楽になる。

これからも他の映画で、
彼を観るのが楽しみだ。
ただ、どうも1~2年くらい
休業するような話があると聞いた。
しっかり充電してまた出てきてほしい。
わたし待ってる。

・・・

図書館で、女優の奥菜恵さんと、
小山明子さんの、自伝を読んだ

奥菜恵さんはわたしは大好きなのだが
この数年あまり見かけなくて悲しいが
すごい役者になるんじゃないかなーと
わたしは思っている。
また映画などに出てほしい。

小山明子さんは
映画監督の大島渚の奥さんだ。
松竹映画の専属女優だった人だ。
大島渚脳出血で倒れたときに、
介護づかれや、
夫の病を未然にふせげなかったことへの
自責の念から、
重いうつ病をわずらったそうで、
大島渚といっしょの病院の
精神科に入院していたらしい。
大変だったんだなあ・・
その後、大島渚
「御法度」を発表するまでに回復したのだが、
また別の病気で倒れた。
しかも、大島家で長年働いてくれていた
お手伝いさんまでも、病気に。
しかしこのときは小山さんは
うつ状態にはならず、
いまにいたるまでしっかり
介護をがんばれているそうだ。

また、同じような状況で
悩んでいる人向けに講演をおこなったり、
自分もスイミングスクールに通って
気分転換をしたりしているという。
もう喜寿もちかいのに。
なんという強い心の持ち主かとおもった。
最後のほうに、
「夫はもう映画を作れないかもしれないし、
わたしも女優業ができない。
そのことで落ち込むこともなくはない。
でも、きょうを精一杯生きることが
大事だとおもう。
わたしはいま、夫といっしょに、
1日を楽しくご機嫌に過ごせることが
なによりもうれしい。幸せ。」
ということが書かれていた。

そういうふうに
言えるようになるまでに、
どれほどの苦難を乗り越えてきたかと思うと、
ほんとに頭が下がった。

きっともう、すべてを
自分の肚にすっかりおさめていて、
人にこのことを語るときでも、
むやみに感情がこみあげて泣いたりは、
しないんだろうな。
自分のつらかった過去を話すときに
泣かずにいるのは大変なことだが
この人は、もう乗り越えたのだとおもう。

立派だよなー。