BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

プータロー10日目/映画の感想-「ヒューゴの不思議な発明 Hugo(2011)」/暇を持て余す神々の悪戯-120924。

午前中はパソコンの設定作業。
有線LAN状態での
ネット接続はできるようになったが、
このあとの無線接続がよくわからない。
あしたまた地味な努力を再開しよう。

・・・

市役所の駅前出張所に行って
住民票の写しを出してもらった。
失業給付などの手続きで
身分証として使うためだ。
こういうときは本人確認を求められる。
運転免許を持ってないわたしは、
たいてい保険証と年金手帳と
預金通帳を持っていくのだが
今日はうっかり
年金手帳も通帳もわすれた。
保険証しか持っておらず
いま一緒にすんでいる
家族の名前と生年月日と干支を
書くようにと、紙をわたされた。

いやー わたし
家族の誕生日うろ覚え・・

母の誕生日が
名探偵シャーロック・ホームズ
同じであることは知っているが
年齢がうろ覚えだから西暦があやしい
満でいくつ、などといわれると
よけいにわからなくなる
満何歳って、いま何歳ってことじゃなく
つぎの誕生日で何歳になりますか、だし
そんなこといわれましてもねー

兄はわたしと4歳違いだから
西暦はいいとして、
おひな祭りと1日違いで
前に1日か後に1日だったか
よく考えれば考えるほどいつも、
自信がなくなってくる、
高難易度の誕生日だ。

ちなみに同居はしてないが
弟については大丈夫だ。
西暦も月日もばっちり。

父にいたってはもう全然わからん。。

終戦の3年後に生まれたのは
知ってるんだが
誕生日。忘れた。いつだっけ。

あれっ
もしかしておひな祭りに近いのは
父の誕生日のほうだっけな
でも、だとしたら兄は(=_=)??

そんなありさ

出てこないものはしかたない

「○子(母)19XX年~19XX年のどれか 1月6日」
「○男(兄)197X年 3月2日か4日のいずれか ※自信なし」
「自分 干支 酉年」と書いて 出したら
職員さんがうなってしまった

10分後
「おにいさんの誕生日が
ちょっと違うみたいでして・・。
york.さんは、本籍地はどちらですかね」
とまた確認
やっぱり、ひな祭りイブか
デイアフターひな祭りは、
兄ではなく父だったか。

・・・本籍地????
ってなんですか
生まれたところのこと?
「・・・えーと
たぶんあの・・○区なんですが。
生まれたのが。」
正解だったらしい。
無事に住民票の写しを
もらうことができた

自分が自分であることを
みずから証明するというのは
なかなか難しいんだな。

で、結局兄の誕生日はいつなんだ??
でも父は10月、11月など・・
そのあたりだった記憶が
なくもないような・・・
あとで兄には誕生日を聞いておこう。
変な汗かいた~。

・・・

友人のアパートに寄って
一緒に映画を観た。

ヒューゴの不思議な発明
原題:Hugo
マーティン・スコセッシ監督
2011年、英・米

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movie.walkerplus.com
おもったよりずっと、
ふつうだったけど
実直で感動的な物語だった。
「映画」に注がれる
たぶんスコセッシ監督自身の、
尽きせぬ愛情が、
ひしひしと感じられた。

フランスは子どもに対してわりと
社会の眼がからいというか
公共の場はあくまで大人のものであり
子どもが来るべきところではない
という意識が 高い社会だと
聞いたことがある

この映画は第二次大戦後、
数年しか経ってないくらいの、
フランスが舞台であり
その時代設定の影響も
たしかに大きいはずだが
浮浪児や貧民がうまれるような
社会を作った責任は
ほかならぬ大人たちに
あるにもかかわらず
ヒューゴのような貧しい子たちに
大人たちが冷たすぎる描写が多かった。
無関心すぎるのだ。

子どもたちがパンを盗んだり
駅で寝泊りしたりしているのは
そうせざるをえないからなのに
よくて野良犬あつかい、
雑巾あつかいだ。

映画なんだからそんなとこに
腹を立ててもしょうがないんだけど。

ただ、うわべでは
「あの悪ガキ!野良犬が!」
みたいなことを、年中言っている
義足の構内保安官
(サーシャ・バロン・コーエン)は
ちょっと事情がちがっていた。
彼自身、孤児院育ちであり
戦争で足を失いもしたのだが、
努力して保安官の地位にまで
のぼりつめたのだ。
彼は、他人ごとでないからこそ
貧しい悪ガキたちに厳しいし、
悪ガキたちをすくなくとも
「見ている」。

戦争というものから
人々が受けた大きな傷や、
失われたモノについて
さりげなく描く映画だった。
「みんな、(戦争で)現実を見過ぎて、
映画のような、夢の世界のことなんて
忘れてしまったんだ」
という言葉がかなしい。

イザベル役の
クロエ・グレース・モレッツ姫が
かわいかった。

・・・

そのあと、友人に、
「暇を持て余す神々の悪戯」と
「暇を持て余す神々の宴」という
コントみたいなものを観せられた。
まえにも観たような記憶があるが・・・
じゃっかん泣くくらい笑った
なんなんだ。いったい。
芸人さんの脳内って
どんな構造をしているんだ。
わたしには絶対おもいつかない。
あんな変な話は。

・・・

ドラゴンボールを本気で探している人」
のコントや
フランケンシュタインみたいな
人造人間が出てくるコントも観せられた
陰マイクが、
このフランケンシュタインみたいな人に、
いろいろな指令を出し、
「できるか?」と聞くのだが
そのときフランケン君が
「いーよ!!」と
無邪気に親指を立てて
応じるのに笑わされた。

いやおかしいだろどう考えても
笑うよ。そりゃこんなの観たら
アゴの筋がつりそうになったよ・・