BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

映画の感想-「ダークナイト ライジング The Dark Knight Rises(2012) 」-120730。

けっこう良いペースで
映画を観ることができている。
映画館だったりDVDだったり
2日か3日に1本は観ている。
書き付けるスピードがおいつかない。
記録はしっかり残しておきたい。

・・・

きょうも美容院に行った帰りに観た。

ダークナイトライジング」
原題:The Dark Knight Rises
クリストファー・ノーラン監督
2012年、英・米

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movie.walkerplus.com


おもしろかった。
ものすごい集中力を発揮して観た。

人間のやることが、
おおくの場合、
多面的な意味をもち、
おおくの場合、
とても複雑であるということを、
一生懸命描き出そうとしていた。
一瞬だが、ふっと我に
かえってしまったときがあった
そのとき、ちょっと怖くなるほど
みんなが夢中になって
観ていることに気づいたし、
自分もつい数秒前まで
そうだったことを知った。

なんで集中が一瞬
とぎれたかというと
お色気シーンだったから。
でもすぐさま、
いつからか思い出せないがいつの間にか、
また我を忘れ時が経つのも忘れて、
物語の世界に体をあずけていった。
こんな体験をさせてくれる映画は、
ほんとになかなかない。

じっさいのとこ、この映画を
ケチョンケチョンにけなす
批評家もいることを知っているし、
そういう批評があることを
べつに驚きはしないし。
批評の中身もさっき、
インターネットでたいがい読んだ。
言いたいことはわかる気もする。
でもこの映画に、はじめから勝手に
なにかを求めていて、
観た結果、それとちがうものが
与えられたからといって、
駄作扱いする その考え方は奇妙だ。
なぜ胸をひらいて 頭をらくにして、
全力で楽しもうとしなかったのだ。
もったいない。

映画のおもしろさの種類には
いろいろある。
この映画のおもしろさは、
上質なワサビのようなものだ。
一瞬のあの、鼻から脳天に
ツーン!!と突き抜けるあれだ。
いまこのときの爆発、衝撃、
閃光みたいなものを、
体で受け止めれば
それでいいんじゃないかとおもう。

わたしはいま 大満足だ。

わたしはバットマンビギンズも
ダークナイトも 観てない!

ノーラン監督の
バットマンシリーズの
ファンの方々にしてみたら
お前そんなんで
ダークナイトライジングが
面白かったとかよくいえるな!
ってかんじだとおもうが
そんなこと言ったって 
おもしろかったんだから
しょうがないじゃないか!

おもしろかったー

みなさんもぜひ!