BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

東野圭吾「使命と魂のリミット」(角川文庫)。

東野圭吾「使命と魂のリミット」(角川文庫)
を読んでみた。

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さすがのおもしろさ。

しかしこの人の著作にはもっとすごい傑作がたくさんあるよな。
それらにくらべると、感動はひかえめ。

早い段階から、いろんな大事なことをバラしすぎのようにかんじた。
それはこの物語がミステリーというよりも、
人の心の有りようを描き出そうとするものだから、
どうしてこうなったか読者に理解させ同情させるためには
いろんなことを前もってバラしておく必要があった、ということなんだろうが

やっぱりわたしはおもうんだけど、
東野圭吾は人間の心の有りようを描くのがあまりじょうずでないんだろう
秘密の部分、手がかりの部分をバラしてまで描き出す、
かんじんのドラマのところが
いささか安っぽかった(T_T)

ミステリーじゃないし心理小説でもヒューマンものでもないという
なにか半端な仕上がりに思えた。

けど半端でこれだけのおもしろさなのだから、さすが、東野圭吾、だろう。

それに西園先生はよかった(^O^)
こういうおじさまがほんとにいたらなあ。