BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

「バトルシップ Battleship(2012)」。「ファミリーツリー The Descendants(2011)」。

バトルシップ
(原題:Battleship ピーター・バーグ監督、2002年、米)

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ファミリーツリー
(原題:The Descendants アレクサンダー・ペイン監督、2011年、米)

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はしごして来た。


どちらもすごくよかった。


バトルシップ」は、
スクリーンで観ることができて、ほんとうによかった。
浅野忠信マイティ・ソーのときのような、
「いないほうがむしろまし」的なつまらない役じゃなくて
大変うれしかった。
ナガタ大活躍(^O^)
いささか没個性的だったが、
マイティ・ソーよりはずっといい。
はるかにいい。
浅野忠信がデキる役者さんだということを、
世界がちゃんと理解してくれつつあるんじゃないかとおもう。
これからもっとたくさんの映画で、彼が起用されるといいな。

作品は、話が理解しやすく、あまりむだな要素がもりこまれていなかった。
戦争ものによくある、アメリカがどう!とか日本がこう!とか
鼻につくそういう雰囲気も抑制されていた。

なんだかわからないがものすごい「なにか」が、
いきなり地球に襲いかかってきたので
知恵と力を出し合って、必死で戦おうとするのだ、全員が。

肌の色だの、言葉のちがいだのに、かまっている場合ではない。

恐慌のシーンにあっては、
もはや主要キャラクターでも言葉に字幕がついていなかった。

みんな必死!!

なにがなんだか全くわからないが、
このままではまちがいなく全員死ぬ!
という感じが、じつによく伝わった。


2005年の、トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」という映画


世間の評価は高くなかったようなことを聞いてるが
わたしはあれがすごく好きだった。

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「わけがわからんうちに、なにかに襲われて、世界がほぼ壊滅」
「それにたいして、ほとんどなにもできない人間たち」
「結局むこうさんがだれなのか、なにをどうしたいのか、まったくもって不明」
っていう点がとてもわたしには納得できたから。
そういうもんだろ、人知を越えててあたりまえだろ、って思えたから。

バトルシップ」にもそういうかんじがあった。
だから受け入れやすかった。

といっても
人間がほんとうになにもできないまま、
世界が滅ぼされて終わってしまうなんて、話としてつらすぎる。

バトルシップ」では、
人間たちがそれこそ死に物狂いで抵抗、大健闘することになる。


「そんな作戦」が、ものすごくテキメンに効いてしまうところや
「そんな武器でも」撃退できる敵なら、
もっとはやいうちに勝てていたんじゃないか?
とか

考えると「んんっ??」となるところもまあ、なくはないのだが

そんなことを、いちいち考える必要はない。
楽しんだ者勝ち、夢中になった者勝ちだ。

夢中になれちゃうだけのおもしろさが、ちゃんとあった。

さいしょのところの、
異星からきたバトルシップと地球の各国海軍との、
遭遇の場面、20分間。

それから、むこうさんにボコボコにやられて、
使える戦艦がひとつもなくなってしまってからの、
クライマックス30分間。
そういうことだったんだ!と
ハリウッドお得意の「伏線」「キーワードのくりかえし」が
ここできいてきて、なんだか感動して泣けた。


DVD化を待つのではなく
いまからでもスクリーンでごらんになることをおすすめしたい。


そして観るなら最後の最後まで、席を立たずに待たれますように(^^)









ファミリーツリー」は
またぜんぜん毛色のちがう・・
バトルシップと共通点があるとしたら、
「ハワイ」ってとこだけだろうか。


不慮の事故で頭を打ち、昏睡状態にある妻。
妻がそんなことになるまでは 仕事、仕事で、家庭をかえりみていなかった夫。
先祖から継いできた広大なハワイの土地を、信託期限が切れる関係で、
候補者のだれかにはやく売却しなくてはならない事情

お年頃の長女。
小学生の次女。
妻の秘密。


ハワイがあまり「美しく描かれていなかった」のが印象的だった。
とてもいい所だと、行ったことがある人は誰もが言うし、
そうなんだろうなとわたしもおもうが、
この映画を観たかぎりではわたしは
「ああすてきだ、こんなとこなら行きたい」
とは思わなかった。

でも彼ら一家の心が、安息をみいだそうとする、さいごのほうになってようやく、
これがほんとに現実にある場所かとおもうほど、美しい海がうつしだされた。

あの青色はきれいだった。きれいで、そしてさびしかった。

彼らのさびしさと、悲しみが強すぎてまだ流せない涙を、
それでもお互いにささえあえる、ぬくもりある未来を、
代弁する青色ではないかとおもった。


こんなに人間的で、みっともないが親しみがわく、
ジョージ・クルーニーは観たことがなかった。


長女役の女の子も、美人で、お父さんによく協力してかわいかったが
次女役の、小さな子もよかった。
あのポコッとしたおなか(^^)
なまいきだが表情がゆたかで、すごくかわいかった。
あの子が まゆをへの字にゆがめて、泣くのをがまんしているとき、
わたしも まゆをへの字にして、涙をこらえていた。


みんながそれぞれの立場で、深く悲しんでいたが、
でも彼らはこれからはまた支えあって、
やさしくしあって生きていけるのだと
希望をもてるラストシーンだった。

ああいうの、すごくわかる。

つまんないテレビを観るともなしになんとなく観たりとか。


いい映画だった(T_T)





うん、ほんとにいい映画を2本も観られて幸せだった。