BRILLIANT CORNERS-2

観た映画・読んだ本など関心ごとへの感想メインの、なんということのなさすぎる身辺雑記帳です。 少しずつ、いろいろ更新してまいります。 お気が向いたらお読みいただければさいわいです(^O^) ブログのタイトルは、セロニアス・モンクのアルバムから。「すみずみまで光り輝く」というような意味だそうで、なんとなくいいなとおもうもんで。

「マーガレット・サッチャー The Iron Lady (2011)」。「TIME In Time (2011)」。

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
(原題:The Iron Lady フィリダ・ロイド監督、2011年、英)

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TIME
(原題:In Time アンドリュー・ニコル監督、2011年、米)

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はしごして来た。




マーガレット・サッチャー
感動はあまりしなかった。
ある特定の年齢層の方にはきっと「くる」んだろうな。

よりにもよってマーガレットの夫が、
最後にああいうことを「言った」のは、切なかった。

メリル・ストリープがすごくて、
彼女から目を離すことができなかった。
あの人を見るときいつも思う。
どうしてこんなに何を着ても似合って、
パワーに満ち溢れて、きれいなんだろう(@_@)?




映画館のチケット売り場でスタッフさんとさしむかいになった、その瞬間まで、
マーガレット・サッチャー」のあとには「戦火の馬」という映画をみるつもりでいた。
けど突然、気がかわって
TIMEで。」と口走った。

「戦火の馬」が、どういう映画かなにもかも知ったうえで選んだわけでもないが、
「騎馬」がいっぱいでてくる「昔の戦争もの」というだけで
わたしが感動する材料がそろっている。
予告編なんか観てきたかんじでも、いわゆる「テッパン」であることはまちがいない。
ぜったいに感動するテッパン映画を観て
案の定めちゃくちゃ感動しちゃって打ちのめされちゃって予定通り号泣しちゃってる
そんな2時間後の自分を想像して、なんとなく興がさめたというか、

必ずしもそういうふうになりたくて、映画を観に来たわけじゃなかった。
(では どうなりたくて映画を観に来たのかと問われるとまあ よくわからんのだが。)

おもしろいかおもしろくないか予測がつかない映画を、観ようとおもった、のかもしれない。
(予測がつかない内容の映画を観たくて 来た、ということかもしれない。)




結果としては「TIME」は
かなりおもしろかった。

設定が個性的。
じっさいのわたしたちの世界には存在しないルールのもと、人々が生きているので、
こういうルールがある世界では、人間がどんな行動をするか、
想像がおいつかないところがあり、
それを、映画がやってみせてくれる。

刺激的だった。

やられてみるとああそうかな そういうもんかなと納得しなくもないことばかりだが、
それを予めイメージできるかというと、やっぱりできない。


主役の青年とシルヴィアがいい雰囲気になるところで、
決まってなにかジャマがはいるのが、ちょっとおもしろかった(>_<)

じつは映画館の最後列になぜか赤ちゃん連れ、小さな子ども連れ、小学生くらいの子ども連れの家族が
3世帯くらい来ていて、この映画を観ていた。
親戚どうしかもしれない。
なんでまたファミリーで、レイトショー枠のあきらかに若者向けのこんな映画を選んだのか、
理解にくるしむが、観に来ていたものはしょうがない。
小さい子連れがいるなと気づいたときから
「ラブシーンとか子どもたちに見せていいのか・・」などと、
わたしがなぜか気になってしょうがなかった(-_-;)

だが、ジャスティン・ティンバーレイクアマンダ・サイフリッドがいいかんじになるたびに
見事にジャマがはいるのを観て
「どうやらラブシーンをいれるつもりがないんだなこの監督は。」
とわかって、ほっとひと安心だった。
イヤ、なんでわたしがそんなことを気にしなくちゃいけないんだ・・。


主役の青年のお母さんが、非常にまずい事態におちいって、
助けをもとめて必死で走る場面に、すごく胸をうたれた。
あの場面を観ただけでも、この映画を観た意味はあったんじゃないかという気がする。


映画の中の世界のルールについてじゅうぶんに理解できてくる、後半あたりからは、
どんな事態がおこっても、けっこうある程度予測ずみというかんじに見えてしまったので、
刺激がうすれて、そのぶんダレてきた感がなくもなかった。

ほんとはもっといろいろビックリするような展開があっても良かった気がするが
この物語を考えた人もそこまで深くルールを掘り下げなかったのかもしれない。

または、どのような世界に生きていようと、
それが人間であるかぎり、考えることやることなんて大して変わらない。
ということかもしれない。


ルール上、主要な人々の見た目の年齢が、みんな25歳なので、
みんな25歳か!っていう目で見てると、相当きもちわるかった。

見た目こそ25歳でも、生きてきた年数は60歳とか80歳とかであるわけで
たとえば子どもをもつ女性は、なんとなくおちついて母親然としているし、
大企業のトップは大企業のトップという顔を、なんとなく、している。
その「なんとなく」感をかもしだすうまい顔と雰囲気をもった役者さんを、
よくこれだけ見つけてきたなとおもった。
そしてやっぱり、みんな25歳というところが、妙にきもちわるかった・・・。


いろいろ考えさせられる、かなり変わった映画だった。
どんな設定の物語かということもふくめて、
ぜひ実際に映画をごらんになっておたしかめください。