BRILLIANT CORNERS-2

本や映画の感想。まれにやる気があるときは別のことも書いています。

2018年、映画鑑賞 総括-190106。

旧年もあまり映画を観ることができなかった。
でも、観たものには
傑作がおおかった。
救いようのない駄作というと
「チャーリー・モルデカイ」くらいだ。
あれは、
「どうでもいい」とか 
「記憶にも残らないほどつまらなかった」
とかいう次元でなく
積極的に駄作として
論じたいくらいの駄作だった。
だが まったく内容を覚えてない。

・・・

鑑賞本数が
少ないことは 残念だが
せっかく観たので まとめつつ
これはよかった、
と思うものを挙げてみたい。

2018年に観た映画を
だいたいのジャンルごとに並べたうえで
ジャンル別に 
わたしがもっともすきだったものを
ひとつ、とりあげる。
列挙するとき、
公開年ではなく、わたしが観た年が
2018年であれば、数に入れる。
前に観たことあるものでも、
2018年に観たものはここに含む。
(  )カッコ内は公開年とおもな制作国。

■アクション、SF、ファンタジー系 実写
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018、米)
くるみ割り人形と秘密の王国(2018、米)
ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018、米)
ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018、米)
ホワイトハウス・ダウン(2013、米)
ハンガー・ゲーム(2012、米)
キングスマン:ゴールデン・サークル(2017、英・米)

個人的な最優秀作品賞は↓

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017、英・米)

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ギャグのセンスとかが
すごく好きだった。
今でもはっきりと
思い出せるシーンがたくさんある。



■ホラー、サスペンス系 実写
セブン(1995、米)
緑の女(1945、米)
殺しのドレス(1946、米)
闇夜の恐怖(1946、米)
ウインド・リバー (2017、米)
犬神家の一族(2006、日)
検察側の罪人(2018、日)
悪夢探偵(2006、日)
殺人の追憶(2003、韓)
オリエント急行殺人事件(2017、米)

個人的な最優秀作品賞は↓

ウインド・リバー (2017、米)

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オリジナル脚本であるという点と、
ジェレミー・レナー
エリザベス・オルセン
とてもよかったこと。
あと、ドラマが秀逸。
おもってもみなかったような
展開を見せたシーンがあり
驚きすぎて 座席のうえで
1センチほど飛び上がった。
何分も手のふるえがとまらなくて弱った。



■ドラマ、コメディ系 実写
ハル(1996、日)
レナードの朝(1990、米)
暗殺のオペラ(1969、伊)
ボヴァリー夫人(2014、独)
マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー(2018、米)
欲望という名の電車(1951、米)
銀魂2 掟は破るためにこそある(2018、日)
カメラを止めるな! ONE CUT OF THE DEAD(2018、日)
オーシャンズ8(2018、米)
愛と誠(2012、日)
ジャンヌ・ダルク(1999、仏)
鴨川ホルモー(2009、日)
パンク侍、斬られて候(2018、日)
チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015、米)
地獄門(1953、日)
アポロンの地獄(1967、伊)
アレキサンダー(2004、米)
ジェイン・エア(1996、仏・伊ほか)
アンナ・カレーニナ(2012、英)
マリー・アントワネットに別れをつげて(2012、独ほか)
グレイテスト・ショーマン(2017、米)
ヴァン・ゴッホ(1991、仏)
シネマ歌舞伎:熊谷陣屋(2018、日)


おもしろかったのが多かったな
ものすごく迷うな・・・
けど 強引に1本選ぶなら

個人的な最優秀作品賞は↓

カメラを止めるな! ONE CUT OF THE DEAD(2018、日)

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欲望という名の電車」は
いわずとしれた往年の名作であり
じっさい、心を完全に持っていかれた
パワフルな映画。
「暗殺のオペラ」は 
いままさにハマっているところ。
パンク侍、斬られて候」も大好物だ。
だが
やはり旧年公開の映画で
カメラを止めるな!」を忘れてはいけない。
熱狂のときがたしかにあった。
あの新しさ、あの心熱いメッセージ。
2018年の日本映画のことを話すなら
さけてとおりたくない一本だ。



■ドキュメンタリー
アース(2007、英ほか)
マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2017、英)

正直どっちも印象が薄いのだが
音楽コンクールによくある
1位・2位なしの3位
みたいなかんじでいうとまあ

個人的な最優秀作品賞は↓

マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2017、英)

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マノロ・ブラニクブランドの
靴づくりの極意、それに
服、ヘアメイク、バッグ、
ジュエリー、時計・・・
服飾にもいろいろあるのに
なぜよりにもよって靴だったのか
そういう 
名デザイナーの伝記・ドキュメンタリーで
知りたいことは
あまり語られていなかった。
この ちょっとひねくれているけど 
たまらなく魅力的な
ラニクという人を
撮っておきたくてしょうがない
というかんじが
すごくした、そんな覚えがある。
あと、
音楽と映像がおしゃれだったね。



■アニメーション
シュガー・ラッシュ(2012、米)
大人のためのグリム童話 手をなくした少女(2016、仏)
未来のミライ(2018、日)
ペンギン・ハイウェイ(2018、日)
インクレディブル・ファミリー(2018、米)
ファンタスティック・プラネット(1973、仏)
犬ヶ島(2018、米・独)

このジャンルもとても迷うんだけど
しいて ひとつにしぼってみるとすれば

個人的な最優秀作品賞は↓

大人のためのグリム童話 手をなくした少女(2016、仏)
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犬ヶ島」だいすきだった。
ペンギン・ハイウェイ」よかった。
だが 今までどの映画でも
観たことがないと
思わせてくれる新しい映像を
観ることができたのと
ここまでいろいろ 考えさせてくれる
映画についぞ出会っていなかったのと
主人公の声の演技がすばらしかったので、
本作に。
また観たい。

・・・

ぜんぶあわせて49本かな?
少ない。

・・・

ジャンルの垣根をこえて
旧年観た49本すべてのなかで
これ、と 称えたい作品がある。

「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」だ。

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ウインドリバーもすごくよかった
やっぱ犬ヶ島もよかった
カメラを止めるな!も特筆に値する
なんだが、

このような映画は
ほんとにいままで
観たことがなかった。
そのかんじはとてもわたしにとって
だいじみたいなのだ。
今後、本作を忘れることはないだろう。
なかなかこれと「似た映画」ってのも
出てきにくいとおもうし。
レンタルショップに もうあるはずだ。
どなたにも おすすめしたい。
ただ、邦題はとびっきりダサいよね笑

・・・

今年こそは
スクリーンで最低50本
全体で年間最低100本鑑賞を目指し
毎年勝手にやってるこの 総括エントリの
内容をもっと 充実させたい。

映画の感想-「女帝 エンペラー(2007)」-190105。

昼間、とても 暖かかった。

体調を崩し気味で 
ずっと寝てた。
頭が痛かったのと
貧血気味だったかもしれない。
鉄分がとれるという 
プルーンの飲むヨーグルト
いっぱい飲んで
あとは横になっていた。

夜になって元気になり
外にでて散歩した。
夜道をひとりでこんなに歩いて
不用心がすぎるだろうか?
明るいときのほうがいいかなあ。
忘れたころにくるからな 災難は。

あしたは晴れれば出かけたい。

横になって DVDで映画を観てた。

まえに観たことがあるものだ。
しかもそのときブログに
感想を書いた。

今回 また観たので
まえは どんな感想を
もったんだったかな、と
過去のエントリを読み返したところ
わたしにしては まあ 
もっともらしいというか
それなりに 
ちゃんとしたことを書いており
加筆すべきことが
見当たらなかった。
だいぶまえのエントリなのに
考えが 進化も成長もしてないなんて
それでいいのか ってかんじもするが 
ないものはしかたがない。

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・・・

じつは いま公開中の
「来る」っていうホラー映画が
ちょっと観てみたいんだけど
まよっているんだよね
家帰ってきたときさ、
ひとりだから、怖いじゃない!!
やっぱり やめようかなあ~

映画の感想-『暗殺のオペラ』-190105。

2年くらいも前に書いた、
花戦さ』という映画の感想ブログが
なんでか とにかく よくよく読まれる。

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なんで読まれるのかわからない。
駄作か良作かでいえば 
良作と記憶してるが
かといって
日本現代映画史において、今後そうそう
意義をもってくる映画とは おもわないし
(イヤ、何様。)
レンタルで、人気あるのか?
ぜんぜんそういう
映画じゃないとおもうんだけどな。
謎だ。

まあでも、
最後にたどりつく意見といえば
いつもこうだ、
一瞬でも 当ブログをのぞきにきてくださって
ほんとうにありがたい。
おかまいもできないが どなたさまも
ゆっくりしていっていただきたい。

・・・

旧年の暮れ、山梨に向かう前日には、
友人のお宅を訪問して
ショウガだしの鳥鍋をごちそうになってた。
彼とは高校時代からの長いつきあいになる。
今年うちの書棚を制作してくれる予定となっている
大道具作家のMさんを、
わたしに紹介してくれた人でもある。
彼にはいつもたいへん面倒をかけてる。
わたしは とにかくほんとに
落ち着かない人生を送りまくっているし
やることなすこと 
やっかいごとに発展してしまう。
ほんとうは 平穏無事なおとなしい日々を
送りたいと、これでも思っているんだけど。
そんなわけだから昔から
心配をかけまくってきた。
心配をかけるために友だちになったような
気がしてくる。
その問題は彼だけでなく 夫人にまで
すくなからず波及している。
夫人がとってもおだやかで、
やさしいかたで、だいすきだ。
おうちに招待してくれたのも 夫人だった。
夫妻には ちっちゃなお嬢ちゃんがいる。
筆舌に尽くしがたいほど、カワイイ。
まあ、いっても、赤ちゃんてのはだいたい
それぞれにカワイイものなのだが
おとうさんが
「それはそうなんだけど、でも
ほんとうにカワイイので、見て」
というので 写真を拝見したところ
ほんとにカワイかった笑

実物はさらに 
カワイさが もう、尋常でない。
とくに、ほっぺたが ぷにぷにしていて
マシュマロのようなかんじで最高だ。

あのような子が おうちにいて
日々スゴイスピードで
成長してるとおもうと
かたときも離れたくないだろうね。
見逃しちゃうじゃん、離れたら、成長を。

・・・

この日、友人が、
古い映画の ブルーレイディスクをかしてくれた。
持って帰って、以来ほぼ毎日1回は観ている。
ここまで集中して観るのは
クリストファー・ノーランの『ダークナイト』や
アニメ『ベルセルク』の劇場版以来だとおもう。


『暗殺のオペラ』
原題:STRATEGIA DEL RAGNO
ベルナルド・ベルトルッチ監督
1971年、伊

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www.youtube.com


付録のブックレットに
ラストエンペラー』でベルトルッチ監督と組んだ
坂本龍一さんの話が収められている。
内容がおもしろい。
ぜひどなたにも読んでみていただきたい。

本作は、ハッキリとわかりやすい結末があるような、
一般的なドラマでは、ないとおもう。
それに、なにせ昔の作品なので、
ついていけないとか、たいくつだとか
感じる向きもあろうかとは おもう。
そういう意見があっても べつに驚かない。

ただ わたしは不思議と飽きない。
なんか ちょっとわれながら
おかしいんじゃないかとおもうほど
じーっと 観入ってしまう。

映像がきれいで 凝っている。
あの 庭でスイカを食べるシーンの夕闇は
あれは、たしかに覚えのあるものだ。
たのしかった縁日の帰り道とか
旅先の夜の散歩で、みることがあるものだ。
そのとき感じる美しさを、
とらえて形にできると おもうことがまず
わたしにはない。
この映画は、形にしてしまっている。
それは思いを呼び覚ます。
ただの映像美とはいえない。

一度は鑑賞する価値がある。

ラストがなー
どう理解すればいいんだろう。
わたしが 字幕の記述に
とらわれてしまってるのだろうか。
回想シーンにおいて、父は
「街の人たちは、この計画に
それと知らずに参加する」と。なのに、
なぜ 街の人びとが息子の告白を
「そんなこといまさら 言わなくたって
街のもんはみんな 知っているんだよ」
という顔をして聞いていたのか わからない。
あ・・・ でもそうか
裏切り者でもあったから、か。
で いいのかな??
裏切り者と英雄とのポジション転換てのがなー

「自分で自分がわからなくなったんだ」
という訳だった。
ドライファ夫人との関係のどんづまりに
じつのところ かなりまいっていたのかも。

ボルヘスの原作がどうだったか。
家にあるとおもうんだけど・・・
ど、どのへんにあるか
片づけないと わかんない・・・

ラストの、駅のシーンはよかった。
列車が25分遅れというのも、
新聞がこないというのも。
「来ないことがあるんですよ、
まるでこの街が ないみたいに」。
いま、たまたま25分遅れなだけで、
基本的にはちゃんと列車がくる、にしては 
見るからにあちこち雑草が のび放題で、
線路にもっさりとからみついていて、
これじゃ列車が来たとしても、とてもまともには
走れない。
本当は、こうなってから時間がずいぶん経過している。
駅じたいが 死んでいるのだ。
息子が、亡き父の秘密ごと、街に抱きすくめられ
外に出られなくなった、ということの暗示なのかも。
彼はもう 帰れないのだ。
英雄であり裏切り者でもあった男を、
父に持つということは
英雄の子であり 裏切り者の子でもあるという
たえまなくスイッチする立場を
引き受けなくちゃならないことになる。
ふたをあけてみたときにはすでに
引き受けるかどうかを決める権利を喪失している、
宿命とでもいうべきもの、・・・というと、
オイディプス王』をおもいだすな。

この映画、昨年末あたりから全国で順次
リバイバル上映されているらしい。
ベルトルッチ監督が 亡くなったことを
受けての企画なんだろう。

観に行きたーい。

映画の感想-「シュガー・ラッシュ:オンライン(2018)」-190104。

原題:RALPH BREAKS THE INTERNET: WRECK-IT RALPH 2
リッチ・ムーア 、フィル・ジョンストン監督
2018年、米

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圧倒的だった・・・
前作と、「キレ」がまったくちがう。
つきささるようにおもしろい。
なんだこれは。
シュガー・ラッシュ」とは
ぜんっぜん別の映画みたいだ。
別の映画だけど!

前作で脚本を担当した
フィル・ジョンストンという人が
本作でリッチ・ムーア氏との
共同監督の立場となったようだけど
このあたりのことが、関係しているんだろうか。
前作と本作のあいだには
6年の歳月がよこたわっているとはいえ
おなじ人の頭で考えたというのでは
説明しきれないくらいの 
先鋭的な発展を遂げていた。

前作で
わたしがいろいろと
わずかに不満だったり 
きもちわるすぎると感じたところなんかは
造作もないといったふうに
完璧に、かつ適切に 
質量とも修正されていた。

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おもしろさとメッセージは
よりくっきりと 
研ぎ澄まされるように
わかりやすくなり
カラフルになり 緩急自在
なかだるみなど いっさいなし
情報量は多いのに 
受け止めるのが苦にならない。

歴代のディズニー・プリンセスたちが
控室でまったりしてる笑!!
「あなたは
強い男の人に守られてないと何もできない子って
みんなに 思われているかしら?」
「ああ・・・それって最低だよね!」
「なら あなたは本物のプリンセスよ」!

笑。

ラルフとヴァネロペのドラマに
心を打たれて 涙がでた。

幼くて危なっかしいけれども
好奇心旺盛で、なによりも、
リスクをとる果敢さが
ヴァネロペにはある。
ラルフは 6年前にやっと手にした
平穏で安楽な生活を
これからも続けていくことについて
なんのうたがいも不満もない。

ヴァネロペはべつに
ラルフとお別れしたいわけじゃない。
でも、仮にラルフと一緒に行けなくても、
新天地に旅立ちたい。
ラルフはべつに、
変化したくないわけじゃない。
どこであろうと何であろうと 
ヴァネロペはおれとともにある、
おれがヴァネロペを守るのだ、
そのことを固く信じているだけだ。

おだやかだが かわりばえのしない毎日に
倦んでいたヴァネロペが 
新しい居場所を見出した
そんなことはいままでなかったから
ふたりは当初こそ とまどい
利己的で自己中心的な考え方ばかりしていた。
ヴァネロペは
「行きたいけど、
話したら絶対ラルフに怒られる」。
ラルフは
「おれはヴァネロペのヒーロー。
ずっと一緒で当たり前」。
でも、
本来は おたがいを思いやる 親友同士、
やがてきちんと考え直せば このできごとを
ふたりの力で のりこえられたはずだった。
なのに、
考えを的確な方向に育ておえて
きちんと向き合う前に
ふたりのあいだには、
決定的なすれちがいが生じてしまう。
・・・
よくこのような、
描写が難しく思える
人の思いと思いの問題を
正面きって扱ったものだなあ。
わたしなら、もう不可能におもえて、
とちゅうであきらめてしまいそう。
アニメだからこそ可能だったのだろうか。
こういうふうにやればよかったのか!!
って、なにか 観てて思った。
むしろ、かえって ラルフとヴァネロペは
最終的にこの物語を描くために
生み出されたキャラクターだったのかもと。

めちゃくちゃかっこいい。
成長してる!怖い!

スゴイ・・・。

なにか、
シュガー・ラッシュ
和解できた、そんなよくわからない
感覚さえおぼえた。

「ああ、こうして見るとおれってほんとに
気持ち悪いよな。これじゃ友だちに嫌われて
あたりまえだ。・・・おれが間違ってた」

「自分の欠点を自分で直したんだよ!」

・・・

まちがいなく必見。
どなたにもおすすめしたい傑作。

2019あけましておめでとうございます。-190104。

少々おくればせですが、
あけましておめでとうございます。
わたしと 直接おつきあいのあるかたにおかれましては
本年もなにとぞ よろしくお願い申し上げます。
つきあいが今はないかたも 偶然にせよなんにせよ
このブログをのぞきにきてくださって、
ほんとうにありがとうございます。
ぜひ、またいらしてください。

・・・

以下、常体にさせていただきます。

・・・

旧年12月24日あたりからブログを書いてなかった。
べつに 
クリスマスなのにまたもや ひとりぼっちであることに
おちこんで ブログを書く気力もなかったとか
そういうことではなく(まあ落ち込んではいたが笑)、
年の瀬ということもあり
こんなわたしもそれなりにいそがしくしていて
よゆうがなかったからだとおもう。

・・・

いろいろ書きたいことはあるんだけれど
まとまらない。
どなたにとっても 
ほぼどうでもいいであろうことばかりだが
わたしにとってはどれも 
大事なことだったりする。だから
やっぱり書きたいとはおもっている。
時制とかめちゃくちゃになるとはおもうけど、
気が向いたときに 書けそうなところから
書きたい順に書いていくつもりだ。
でもそうやっているうちに
やっぱどうでもいいか、ってなって
書かないこともたぶんいっぱいある。

・・・

この大晦日から元旦にかけてだが、
八王子から特急にのって山梨県にいき
北杜市内の禅寺に滞在して
豚汁をつくったり座禅を組んだり
子どもと遊んだり大人と遊んだり
ご飯を作って食べたり
ワインを買ってきて飲んだりしていた。
今年はご来光とか見ようかなとおもって
まわりの人に、見に行くときは
起こしてくれといちおう頼んで休んだ。
彼らはちゃんと起こそうとしてくれたんだけど
まったく記憶がない。
夜中の3時の時点で
ワインを3杯は 飲んでたからなあ。

元日の午後、子どもたちにお年玉をわたし、
近いところに住んでいる人の
車に乗せてもらって、夜、帰ってきた。

この お正月に山梨のお寺でうんぬん
というのを わたしはこの6年~7年、
だいたい毎年 やっている。
直近2年は自分がほんとうに
心身の調子を崩して ひどい状態だったから
行かなかったけど。
それで、年の瀬に友人とかと 冬休みはどうするの?みたいな

話になったとき
わたしは山梨の寺で座禅・・・となるんだけど、
どんなに話しても伝わった気がしない。
イヤ、ほんとたいしたことではなく、
ただ山梨のお寺で座禅を組んだり
豚汁を作ったりお酒を飲んだり
子どもと遊んでお年玉をくばる
というただそれだけなのだが。
あと、お風呂にはいったり、鐘を撞いたりとか。
でも ほんとにいろんな要素がからみすぎてて
話しても伝わらないみたいなのだ。
だが、たいしたことではない。
きっと みなさんも
わたしと一緒にお寺に来て
同じ時間をすごせば、わかる。
べつに、少しもへんなことしていない。
まあ、世の中には、
名前のつけようのない人間関係ってものが、あるのだ。
(わたし、イイこと言った。)

お寺に高校生の息子さんがひとりいる。
彼は旧年春からサッカーの強豪校に進学
寮に入って日々部活にあけくれているそうだ。
晦日におうちに帰ってこられたのをみて、
あんまりりっぱに成長してておどろいた。
まえはすっごく・・・
こういっては彼になんだが ちっちゃくて・・・
いわば座敷童子みたいなかんじの・・・
とっても色白さんで 
すっごくかわいい男の子だったのだ。
それが、背が伸びて お母さんを軽く追い抜き・・・
端正なお顔はそのままに 真っ黒に日焼けし
男の子ではなく「青年」へと変貌を遂げていた。
男子三日会わざれば、いうけれども
2年会っていなかったわけだもんな・・・
スゴイものだ。

元日にみんなとおわかれするときに
子どもたちにお年玉をわたした。
体調を崩して退職し
フリーター生活となったのもあり、
収入がやや減っているわたしは、
例年にもまして わずかな額しか
用意してあげられなかった。
何回か前の、このときは、
ある子に 
中身が「図書カード」なのもさることながら
金額が少ないことに露骨にガッカリされ
「これ現金化できるよね?」と
聞かれてしまった 苦い思い出がある笑

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今年は あれよりももっと少ない額のうえに
しかもやっぱり図書カードだった。
でも、
その子もふくめ だれもがとても喜んでくれた。
すこしずつおとなになってるんだなあ・・・涙 
と なにか非常に感慨ぶかかった。

お寺にこなかった2年間、
どうしていたか、元気だったかと聞かれ、
じつはかくかくしかじかでと
前職のいざこざなど事情を話した。
すると、ご住職が
「そんなつらいことがあったのに、
こうしてまた元気に寺にきてくれて、
ほんとうに仏の加護に感謝します。
でも、つらいときこそ、
寺を頼ってくれたらよかったのに。
なにかしら 力になれることがあったかも。
寺に何日でも泊まって
何もしないで寝ていてくれてもよかった。
俺、頼りにされないんだよなあ・・・」と。
それを聞いて、
わたしも 
このお寺と何年もおつきあいがありながら
どうして頼れなかったのかと。
頼ってくれたらよかったのに、と
ざんねんそうなご住職の顔をみて、
すごくわるいことをしたなともおもい
おきもちがとてもありがたくもあり、また、
なにか、すごく自分の心が
まずしくて つまらないように感じ、
なさけなくって 涙がでそうになった。

お寺を頼れないとか おもったどころか、
心を救ってほしくて 神仏を頼るということを
おもいつかなかったのだ。

でも、わたし たしかにまいってた。
体の内側から発火しそうなほどの
強烈な憎しみや怒り、失望、屈辱感
かなしみと孤独で 
ほんとうに さしせまったきもちだった。
こんなきもちをかかえて これからも
生きていかなくっちゃいけないなら
もう生きていたくない、と 思いつめた。
そういうどうしようもない心を抱えたとき
むかしの人は神仏にすがったのかも。
わたしにはその選択肢は見えず
けっきょく頼ったのは医療だった。
頼れる医療がなかったから、
人びとは神仏にすがった ともいえるのだろうか。
どうもそうともいいきれないようにおもう。
神仏におすがりして憐れみを乞う
っていう純な信仰が
まえはもっと いまよりもずっと自然に
だれの心にも あったんだろう。

ご住職のきもちを
傷つけてしまったかも。

でもご住職は
ふつうに座禅会に参加させてくれ、
まえに教えてくれたのと
まったくおなじことでも
わたしが忘れちゃってるところは
もう一度最初からていねいに教えてくれた。
お堂の仏さまも 2年前まで毎年きてたときと
まったくおなじお顔だった。

・・・

旧年はつらいことがおおかった。
たいへん忙しかったこともあり
どうにも疲れてたこともあり
映画もあんまり観ておらず
本もぜんぜん読まなかった。

でも映画はまあまあちょっとは観てて
いいとおもったものもあった。
別エントリで振り返りたい。
今年は年間100本、うちスクリーンで50本を
目標に 映画を観たい。

読書にかんしては
今年はキリスト教神学関連の本を
できるだけ読んでいきたい(急に!!!)。

夏ごろ、デンマークに行きたい(急に!!!)。

・・・

きもちという意味での
年間目標が ひとつある。

「他人も自分も徹底的に甘やかす」。

〇〇なんて許せない!とか
カタいことを言わない。
おおくの場合
許せないとかいうほどなんともおもってやしない
テキトーでだらしない自分を認める。
心にもない見せかけによって
むだに他人を追い詰めない。
でも「許せない」って口にする人のことも
もちろん甘やかしてやさしくする。

自分がされてしんどかったことを人にはしない。
人にやさしく 思いやりをもって接する。
かなしむ人や落ち込んでいる人をみたら
となりにすわって背中をさする。
されて しんどかったことを 
忘れるのは難しいが
やさしさに 救われたことも
いま一度思い出し、心の浅瀬に留め置く。
やさしくしてくれた人がたくさんいたおかげで 
ここまで生きてこられたのだから。

そして自分にも甘くしていく。
たとえ何者でもなくても、どんなであっても
おまえはただ生きていていいのだ、と
言ってはもらえなかった。だから

自分で言う。
許してはもらえなかったから 自分で許す。

やりたいことだけやる。
やりたい勉強だけやり
考えたいことだけ徹底的に考察する。
うっとうしがられようと無視されようと
書いて書いて書きまくる。
読みたい本だけ読む。
ほんとうに会いたい人と
会いたいときにのみ会う。
行きたい場所にのみ
勇んで足を運ぶ。
使いたいものにのみ
糸目をつけずお金を使う。
あきたらなにごとも 躊躇なくやめる。

許してもらえるかどうか
怒鳴られないかどうか
何を言われるか
離れたいま、気にしないで済む。
離れていれば、
もとより 自分は自由なのだと
完全におもうことができる。
だから今こそ 
自分が何を考えているか
結局何がしたいのか、
結局何もしたくないのか、
今はまだわからないのか、
誰を愛しているのか、
誰のことも愛していないのか、
何が好ましいのか、
なにがきらいなのか、
なにがどうでもいいのか、
耳をすまし、目を凝らし、
こまかく発見、よりわけ、相対化し
理解したい。
もう、見失いたくない。

それが 必要なことと信ずる。

映画の感想-「シュガー・ラッシュ(2012)」-181223。

原題:Wreck-It Ralph 
リッチ・ムーア監督
2012年、米

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movie.walkerplus.com


前作がアーケードゲーム
世界の物語だったから
第2作は「オンライン」なんだな、とわかって
納得。

いつものように
ちゃんとおもしろかった。
スキがなく無駄もなく 
そんなに気になるような穴もなく
なにより手際がいい。
伏線のはりかたと回収のしかたも
うまいなあ・・・
「オンライン」も観てみたいと
おもわなくもない。

ただ・・・

ラルフの性格がどこか
さだまっていないというか
動物的でおばかなかんじを出したいのか
現状に不満とストレスをかかえた
心の優しい力持ちを描きたいのか
そのへんがわかりにくかった。
共感しやすい素朴なインテリジェンスを
かいま見せることもあれば
すこしもあとさき考えるようすなく
だいじなものを破壊したり
仲間の命を危険にさらしかねないことをしたりと
妙に短絡的で、ちょっと頭が弱いかんじを
見せることもあって 
ラルフっていったいどういう男なんだろうと。
なにか キャラの根幹が
かなり深刻に ゆれていた。
でも、
「力の加減もしらぬ、野蛮な大男」
というふうに扱われてきたから
そういう性格にほんとになっちゃった、という
ことはあるんだろう。
ということは 
「自分の仕事はわかっているつもりだけど、
でも おれだってみんなと仲良くしたいんだ」
そんな 正直で温かい
きもちの持ち主の部分こそ、
扱われかたによって変質する以前の
ほんとうのラルフなのかもしれない。
たいせつにしてくれる人のことは、
たいせつにしようというきもちになる。
ほんとうに愛しているものしか、
人はたいせつにできないんだとおもう。
ラルフがちいさなヴァネロペを
抱きしめるときの 手のやさしさは 
とてもよかった。

また、
作品全体に、いいようもない気持ち悪さがあった。
この 気持ち悪さは、
わたしたちの社会にひそんでいる
たぐいのものとみて間違いがないが、
その含有量が かなり・・・
ちょっと引くぐらい多い、ということを
作り手は どれくらい自覚しているのか。

あと、キャラクターの表情の動きも
あいかわらずなんとも 気持ち悪い・・・

けど、ラルフが自分の持ち場に
誇りを持って臨めるようになった、
というのはよかったかな。
結局 実際的には 彼をとりまく環境は
そんなに変化しはしないのだが
本人のきもちの持ちかたによって 
ものごとのとらえかたが大きく変わり
いろいろなことに、
積極的に、すなおに取り組めるようになったのだ。
たぶんその「積極的、すなお」というところが
仕事仲間たちのきもちをも
動かした、ということだろう。
なかなか感動的だった。

ヴァネロペのほうはまあ
いろいろムリがあったような気はするが
まさかほんとに「追放です!」なんて
措置にはできないとおもうから
あれで妥当、ってところなんだろう。
ヴァネロペの真の姿を知って
みんなが手のひら返したような
態度をとるところはすごくイヤなものだったね。

幅90センチ-181223。

きょう ベッドが納品された。

中学生のときからの腰痛持ちだ。
肩こりと頭痛もかなりある。
座って本読んでるか
書いてるかのどっちかみたいな
生活をしてきたのだし、
そういう仕事ばっかりしてきたし
しょうがない。
おまけに不眠傾向がある。
すべて、原因も、解消の糸口も
「睡眠」にからんでいることは
わたしにだってわかる。
寝床、だいじだ。
当初よそさまから ベッドを
おゆずりいただく話もあったが
これから年齢を重ねていくなかで
腰痛とか肩こりが よくなるということは
まずないわけで、
なんとかかんとかなだめつつ
つきあっていくという方向を
まじめに受け止めていかなくては
ならないんだ、と理解した。
そのためには どうしたって睡眠の質みたいなものを
上げなくてはいけない。
最終的には 
時間をかけてでも 自分でいちから 
ベッドを選択するべきだという
結論にたっした。

一人暮らししますわー、ということを
いつもお世話になっている
実家ちかくの接骨院にいったときに
先生に話したところ、やはり 
即座に ベッドの買い替えをすすめられた。
「高さがあんまりないやつで、固めの、
ポケットコイル。
安くても、ボンネルコイルや
S字スプリングのは買うな。
おまえの場合は ポケットコイルで
腰痛と肩こりがかなりましになる。」。
わたしはこのときは
ベッドを新しく買うことは決めてたが
べつに そんなに 
ベッドの種類やそれぞれの機能について
何か知っているわけではなかった。
ポケットコイル、とか まったく知らなかったけど
まあ ベッドのマットレスの、中身のことを
言っているんだろうな、
くらいのことは さすがに理解できた。

じゃあ、お店に直接行って
寝心地をたしかめたほうが
いいのかな と聞いたら
「それはそうだろうが、
店員とかみんな見てる前で
ちょっと横になってみたくらいで
正しい判断ができるの。
家に1ヶ月持って帰って 
使ってみていいよって
いうなら考えるけど。
返品保証があるやつとか。
おれなら 落ち着かないから
店で寝てみて選ぶって 
あんまりやらないけどね。
そこが難しいとこだけどな。
めんどうくさいよな
部屋にいったん入れちゃったベッドを 
だめだったから 返品するってのも。
いつまでたっても部屋が落ち着かねえよ。
でも店だと なんとなくだめだこれ とおもったら
店員がすすめても断らなくちゃいけないし
そういうのも 店に行くのも 
おまえストレスだろうが。
じゃあ金が多少かかっても、っていうか
ベッドには金をかけることを考えに入れて
だめだったら何回か買い替えるくらいのきもちで
選んだほうがいいことになるんじゃないの
ぜんぶなにもかも
条件通りってわけにはいかないよ」

そのとおりだ。
店に直接行って 
いいわるい好ききらいを
自信をもって判断できるのは
わたしの場合たぶん 本くらいしかない笑

先生がいったことはまず 
ベッドを選ぶうえで念頭においた。

さて
どんな家具レイアウトも
思いのまま、というほど
広いお部屋でない以上
つかえるところ デッドスペースになりうるところ
あと「部屋のなかで、くぼんでるところ」
があったら すかさず寝床とし
メインフロアを極力広く取りたい
そう考えるのが当然だろう。
あと、システムベッド的なものを導入して
高いところを有効に使うとか。

押し入れの下段をつぶして 寝床にしてる友人
システムベッド的なものを利用して
ベッドの下を 収納や机置き場にしている友人
ロフトあり前提でしか部屋を探さない友人
断固として 床敷きのふとんしか使わない友人
一人暮らししてた友だちも
みんないろいろ工夫してた。

わたしの場合は 床にふとんしいて寝るのは
床が畳じゃないかぎりちょっと無理だ
腰痛肩こり頭痛もちには 
何枚重ねても
かたくって痛くって あと寒いし
どうしようもない
この2ヶ月で 完全に懲りた。

高いところで眠るのは落ち着かない。
システムベッド的なものも却下。

うちの押し入れは横の辺が
170ちょっとくらいだ
わたし身長が170
押し入れに寝るなんて 
おもしろそうだけど
きゅうくつで 
それに夏は暑そうだ!
そうだ、夏!! 却下。

わたしの部屋には
「くぼんでるところ」
が、ある。
もと床の間とおもわれるスペースだ。
(和室を洋室にリフォームしたらしい部屋なのだ。)
広い。それに両側が壁だ。
ここに ぴったり横にはおさまらずとも
頭の部分だけでもさしこむ形で
ベッドを置くことができれば
メインフロアがそうとう広く確保できるし
壁にかこまれてるから 
寝るときなんとなくほっとする。

ふつうここはベッドだ。
だれがどう考えたってベッドだろう。
だが ぜったいにだめだ。
ここには 
巨大な書棚に鎮座していただくと
部屋を内覧したときから決めている!

といったようなことで
床敷きふとんではなく ベッド導入、
場所をくっても メインフロアにふつうに配置、
位置的 感覚的 寸法的にむりのない場所に
うまいこと置く。
ただ これは友人にすすめられたのだが
ヘッドボード・フットボード
(頭のとこ、足のとこにある宮というか、枠)
がない、ただのマットレスに脚がついてるだけの
ものがあるということだ
その名もまんま 脚付きマットレス
携帯電話置き場とかライトとかついた
ヘッドボードがなくていいのなら
枠がない分コンパクトになるので
脚付きマットレスで十分だとのこと
それでいくことにした。

ベッドはここに置こう、というか
ここしかないだろうなと
あたりをつけた位置を採寸した。
幅に相当する部分が 95cm。
これをとびだす幅だと
ベッドの片側の辺が
窓をふさぐかたちとなり
窓の開け閉めが不便だ。

もう片側の辺は 壁と接する。
ふとんを、
ベッド全体をカバーするように
きちんとかけるためには
ベッドを壁からすこし離して置く必要がある。

もろもろ考えると
ベッドの幅は85~90cm
くらいがいいんだろうなと。
80cmでも
いいかもしれないくらいだ
まあでも
寝相がそんなにわるくないわたしも
記憶してるかぎりで 過去に2回 
ベッドから おっこちたことあるからな・・・
80までケチらなくてもいいかもしんない
90でいこう・・・

ベッドを選ぶにあたって
いろいろなサイトを読んでみたが
長さは 身長+15センチメートルくらいの
ものを選ぶのが最適とされているようだ

身長170なので +15で185

探すベッドは だいたいこんなかんじだ

・幅90×長さ185cmくらいの細長ちゃん
・内部構造ポケットコイル 
・固め(いわゆる高反発マットレス
・脚 みじかいもの
・脚付きマットレス

でもそもそも
こんな「細い」ベッドって ほんとに 
選べるほど あるのかなとも おもいつつ
ひとまず「幅90センチ ベッド」
でグーグル先生にご協力いただく。

いっぱいヒットした。

まず
広島県の「源ベッド」(みなもとベッド)という
国産寝具メーカーで 
まさにそうしたコンパクトベッドを
つくってることがわかった。

www.minamotobed.jp



幅90、長さ196が、「90cm幅」枠の標準らしい。

しかも つくり的に接骨院の先生が
いったとおりのものであり お値段も予算内だ。
マットレスの内部構造はポケットコイル。
固さと脚の高さを選択できる。

「源ベッド」さんでは
大人用で幅80cmのものも
つくっている。
あ。あるんだ、幅80・・・
って思ったけど
これは長さが181cm。
入らないことはないが きゅうくつと思われた。
やっぱり幅がみじかいと長さも縮むなあ。
幅80、長さ196のものもあった。
おお・・・
いやいや 80だと 
おっこちるおそれがゼロじゃないから
一応やはり90で探そう

ちなみに幅80cm 長さ181cmは
セミシングル、といわれるそうだ。
幅90はシングルとセミシングルの中間にあたり
「源ベッド」さんでは単に
「90cm幅」としていた。

ほかにもネット上で
幅90cmのベッドをいろいろ探した。
じつにたくさんあった。
だが
・予算オーバー
・幅がせまいと長さもみじかい
・子ども用を想定している
・ポケットコイルでなく
 ボンネルコイルやS字スプリング
・ベッド下収納をがんばりすぎている
このどれかだった。

ベッド下収納を がんばりすぎている!!

コンパクトなベッドを探すということは
お部屋が広くないことに悩んでいますよね
ということは収納 大事ですよね!
といった具合に 気を回してくれるものらしい。

細身でみじかいベッドの下に
3段とか ものによっては4段もの収納が
がっしりついてると
PR写真を見てもちょっとおかしい
ベッドというか
タンスのうえに寝てるみたいだ。
一度そう感じてしまうと
もうそのようにしか見えなくなってくる。
正直 そこまでじゃなくていい。

ということでもろもろ検討の末
グーグル先生 検索結果一覧で
最初にでてきた 源ベッド
脚付きマットレス90cm、196cm
脚10cm ポケットコイルマットレス
に決定。

納品された。
組み立てにもっと時間がかかるのかなとおもったけど
搬入片付けも含めて30分もかからなかった。

幅90cmは
シングルベッドの寸法として
かならずしも一般的とはいえない。
わたしの手持ちの寝具は
このベッドに使うには、
幅広すぎる。
このさいなので
ふとんとか すべて、
サイズがぴったりと合うものを
探して新調した。
これらの寝具も同日にとどいた。

いったんぜんぶ 丸洗いしたい。
今夜は だから使えないが
とりあえず ベッドのうえに
手持ちのふとんをかけて
いま、横になってみている。

あったかい・・・涙
そして体が楽・・・涙

やっぱり床にふとんしいて寝るの
寒かったんだなあ
あと、カタイし、床。

うちの生活空間づくりは
まだまだこれからなのだが
これでなんとか 健康に
冬を越すことに関しては
もんだいなさそうなかんじ。

ベッドやっぱり大事だ。